体調管理はプロの証!出張前の風邪を徹底的に予防する方法

ビジネスマンにとって、体調管理ができているかいないかはとても重要なことです。特に、ただでさえ風邪をひきやすい季節に、職場や住まいの環境が変わってしまう出張は、もっとも予防対策に注意しなければなりません。

そこで今日は、出張前の風邪予防を完璧にするための方法をご紹介します。ベストな状態で臨むことができるかは、徹底的な体調管理がカギを握っているといえます。出張先でのパフォーマンスを完璧なものにするためにも、ぜひ確認してみて下さい。

出張前の風邪予防~自宅編~

風邪予防において、まずは出張前の自宅でできる方法からご紹介していきます。もっとも油断しがちな自宅においても、できる予防法はあるのです。

手洗い+緑茶うがい

仕事から帰宅するまでの間は、さまざまな菌にさらされている状態となります。そこで風邪予防の基本となる手洗い、うがいの効果をさらに上げるために取り入れて頂きたいのが緑茶うがいです。

緑茶うがいの効果

緑茶には、カテキンが豊富に含まれています。飲むだけでもカテキンの殺菌効果を得ることはできますが、うがいの際にも使用することで、その効果をさらに高めることが出来ます。

また、ビタミンCやミネラルもたっぷり含まれていることから健康効果も高い緑茶は、インフルエンザなどの感染症にも効果を発揮します。

緑茶うがいのやり方

1.ぬるま湯100ミリリットルに粉末緑茶をスプーン1杯程度溶かし入れます。
2.適量口に入れ、のどの奥にカテキンの苦味を感じることを意識しながら、うがいをします。
3.口は楕円形に開き、声を出しながら3回程度行いましょう。
4.一旦口に入れた緑茶を吐き出し、新しい緑茶で口の中をキレイにゆすぎます。
5.頬や舌、歯のすみずみまで行きわたるようすすぐことを意識しましょう。

帰宅後だけでなく、歯磨きをし終えた就寝前、起床後にも行うとより効果をアップすることができるでしょう。

なお、手洗いには泡タイプの石鹸を使用し、手首~爪の先まで入念に洗うことを心掛けて下さい。

体調管理はプロの証!出張前の風邪を徹底的に予防する方法

出張前の風邪予防~移動編~

自宅での手洗いうがいを徹底しても、人の多い機内や電車内ではウィルスに感染する危険性が高まります。そのため、マスクの着用は必須となりますが、実はマスクの効果をアップさせる方法があるのです。その方法は、保湿効果の高い「濡れマスク」をつけることです。

濡れマスクとは?

これは、専用のポケット付きのマスクに濡れたフィルターを挿入して使用するものです。市販でも販売されており、喉の乾燥に効果的と人気を集めています。風邪などのウィルスは乾燥を好むため、適度な湿気を保つことが大切なのです。

しかし、マスクは基本一回きりの使用ですし、濡れマスクは通常のマスクよりも値段が高いことが難点といえます。そこで試していただきたいのが自作の濡れマスクです。

作り方

1.マスクを2枚と、ガーゼを1枚用意します。
2.ガーゼを適度な大きさに切り、水で濡らします。
3.そのガーゼを2枚のマスクの間に入れ、着用すると完成です。
4.外側のマスクは、布製のものを選ぶと水分の浸み込みも気にならないためおすすめです。

ガーゼは霧吹きなどを使用して濡らしてもよいですし、水に直接つけ、軽くしぼってから挟むようにすると良いでしょう。

マスクをつけているからといって、必ずしも風邪を予防できるわけではありませんが、発症しにくいという効果を得ることは出来ます。人混みでの感染を避けるためには、普段からマスクの着用を心掛けるようにしてください。

体調管理はプロの証!出張前の風邪を徹底的に予防する方法

出張中の風邪予防~ホテル編~

出張前の風邪予防はもちろんですが、環境が変わるホテルでの生活で体調が変化する恐れがあります。そこで気をつけておきたいのが、ホテルの室内の湿度管理です。

ビジネスホテルなどでは、空気清浄機が完備されているところがほとんどですが、乾燥を感じる方が多く、室内の温度だけでなく湿度の管理を徹底する必要があります。特に冬場は、寒いからと暖房の温度を高くしてしまいがちです。高い温度の温風により、室内は乾燥がひどい状態になってしまうのです。

枕元には濡れたタオルを

とはいえ、加湿器を持ち運ぶのは現実的ではなく、出張の荷物は最低限におさえたいもの。そんな時でも効率的に部屋の湿度を上げる方法に、濡れたタオルをハンガーなどにかけ、室内にかけておくという方法があります。

タオルならホテルに用意されているものを使用すれば荷物が増えることもなく、入浴後に体を拭き、濡れた状態のバスタオルをかけておくだけなら手間もかかりません。ホテルの枕元にハンガーをかけるスペースがない場合は、濡れたタオルを簡易テーブルの上に置いておくだけでも効果はあります。

ペットボトル加湿器もおすすめ

濡れたタオルを用意する以外にもおすすめなのが、ペットボトルに装着するだけで加湿器になるボトル加湿器です。

USBケーブル搭載のものなら、パソコンに差し込んだり、スマホの充電器に差し込むだけで使用可能となります。およそ10時間程度は使用できるので、就寝中に使用するには十分な使用時間といえます。

他にも、常備薬を持参すること、体温を高めることは免疫力のアップにつながるため、保温性の高い下着や靴下を用意しておくことも効果的です。