病気にかかる費用といっても、診察・血液検査・レントゲン・お薬代など、検査内容によっては、他にもさまざまな費用が必要となります。医療費が思ったよりも高額になってしまった場合、経済的に苦しくなることもあるでしょう。
そこで今回は、病気にかかる費用をテーマに、治療費の支援制度や医療費控除制度などについて詳しくご紹介してきたいと思います。ぜひ役立ててみて下さいね。
病気になった…どんなお金がかかる?
まず知っておきたいのが、病気にかかるさまざまな費用についてです。
治療に必要なお金
・診察費
・検査費用
・お薬代
・入院費用
・手術費用
・抗がん剤治療費
治療以外に必要となるお金
・交通費(通院のため)
・入院に必要な衣類など
・食事代
・保険会社への証明書作成費用
いかがでしょうか。ざっとまとめてみても、これだけの費用が必要になるのです。病状が深刻であればあるほど、治療費は跳ね上がることになります。そこで知っておきたいのが、「高額療養費支援制度」というものです。
高額療養費制度を活用しよう
高額療養費支援制度は、高額な医療費に対して負担を軽くしてあげましょう、という制度になります。ただしこの制度には、対象になる費用とならない費用があります。
対象になるもの
・保険適用内の医療費
・処方箋をもとに受け取ったお薬代
対象となるのは、保険適用内の費用であることが大前提となっています。
対象にならないもの
・入院の際にかかる食費
・先進医療費
・交通費
・差額のベッド代
申請方法
高額療養費の申請方法には、事後か事前かによって2つに分かれます。
事後の支給申請方法
この場合は、一時的に医療費を自己負担することになります。その後、高額療養費として保険者から払戻金を受け取ります。
保険者は加入先により異なりますので、国民健康保険であれば市役所へ、その他加入先の場合は、加入先の窓口へ申請の申し出をする必要があります。
事前の支給申請申請方法
入院、手術が決定した際に、病院側から案内を受けると思いますが、「限度額適用認定証」というものを利用することができます。この認定証を利用すれば、事後とは異なり、一時的な医療費負担も防ぐことが出来るのです。
認定証の発行は、健康保険組合や国民健康保険など、加入保険者へ申請することによりもらえます。入院当日に窓口にて提示するだけで適用されるため、発行を申請するだけの手間で済みます。
医療費控除の仕組みを知ろう
高額療養費制度についてお話してきましたが、もう一つ知っておきたいのが医療費控除の仕組みについてです。控除を受けるためには確定申告をする必要がありますが、仕組みを知っておくと、いざという時に役立ちますよ。
算出方法は?
1年間に支払った医療費-保険などにより補てんされた費用-10万円or所得の5%=医療費控除金額
年間の医療費については、あなたのものだけでなく世帯ごととなりますので、ご家族の分の加算できます。また、高額療養費では対象外となっていた「保険適用外の治療、お薬代」についても、医療費控除では対象となります。
申告方法
医療費控除の申告方法については、税務署への手続きとなります。確定申告を行う時期と同時期である、2月16日から3月15日までに申請しましょう。その際、必ず必要となる書類がありますので、確認しておいてください。
・年間医療費の領収書(お薬代や通院費の領収書も含む)
・源泉徴収票
・医療費控除の確定申告書
いかがでしたでしょうか。高額な医療費を支払わなければならない場合でも、このような制度を利用することで、安心して治療を受けることが出来ますよね。万が一のためにも、医療費の領収書は細かく保管しておくとよいでしょう。