返戻率で決めるべし!【2017年度】学資保険のおすすめまとめ

学資保険は、お子様がいるご家庭なら一度は加入を考えるものでしょう。今後加入を検討されている方は特に、どの保険がおすすめなのか気になるところだと思います。

学資保険については近年、支払った保険料より受け取る額が少なくなる“元本割れ”を起こしているところも増え、親の立場からすると、本当に加入すべきか悩む方も増えています。そこで今回は、2017年度の学資保険おすすめまとめと題し、さまざまなポイントのもと解説していきます。ポイントは「返戻率」です。その点についても詳しくみていきましょう。

【2017年度】人気の学資保険とは?

ではまず、現在人気となっている学資保険からご紹介していきます。

1.フコク生命(みらいのつばさ ジャンプ型)

人気の理由

・兄弟、姉妹そろっての加入で返戻率が上がる
返戻率が高い(110.1%)
・分かりやすいプランと知名度が高い

2.明治安田生命(つみたて学資)

人気の理由

返戻率が驚きの112.6%
・短期払い込み(15歳)
・高額割引の適用がある

3.ソニー生命(学資保険3型)

人気の理由

・ライフプランニングの丁寧さが魅力
返戻率の良さ(110.3%)
・人気の3型が復活したため

やはり、高返戻率のところが人気を集めていることが分かります。これまで学資保険の定番となっていた郵便局のかんぽ生命が不評となっているのは、元本割れが原因と考えられます。このことからも、今現在の情報をしっかりと調べておくことが大切とえいます。

返戻率で決めるべし!【2017年度】学資保険のおすすめまとめ

返戻率の割り出し方

人気の理由を見てもわかるように、高返戻率が注目されていますが、どのように割り出すことができるのか、契約時にきちんと確認しておく必要があります。

割り出し方は、下記の計算式を用います。

「受け取り総額保険金÷支払保険料の総額×100=返戻率」

契約者の年齢や被保険者の年齢などによっても異なってきますが、支払う保険料の総額は下記の式でもとめられるため、その額と満期で受け取る保険金の額を上記「」内の式に当てはめれば返戻率が割り出せます。

・保険料×1年(12ヵ月)×払い込み完了の年齢

返戻率が100%を超えれば、超えた分の%だけ将来受け取れる保険金が支払金より多くなることになります。

返戻率で決めるべし!【2017年度】学資保険のおすすめまとめ

学資保険を選ぶうえでのポイント

続いて、学資保険を選ぶうえでどいうったものを選べば良いのか、6つのポイントについても解説していきたいと思います。

1.医療特約の付帯は必要なし

医療保障がプラスできる学資保険は複数存在しますが、付帯することで元本割れする恐れがあるため、必要なしと考えてよいでしょう。もちろん、医療保障がいらないというわけではなく、学資保険にプラスするよりは共済などでそなえておく方がメリットは高いといえます。

2.短期払い込みの10歳から15歳が◎

お子様の教育資金や生活にかかるお金が増え始めるのはこの年齢といえます。そのころに高い保険料を支払うのは家計の負担となる可能性があるため、短期払いで払い込みを済ませておき、貯蓄性をアップしておきましょう。

3.貯蓄型を選択するべし

保障をもとめるあまり、元本割れを引き起こしてしまっては元も子もありません。貯蓄することがメインの目的となるため、貯蓄型を選ぶべきといえます。

4.加入時期は妊娠中がおすすめ

出産後の加入であっても損得に関しては変わりありませんが、妊娠中の方がメリットは大きいといえます。出産前にもしものことがあったとしても、加入してさえいれば支払い免除・満期金は受け取れるなど、安心の保障を受けられます。

5.満期金を受け取るなら17歳から18歳が◎

この時期は、学資金の準備などに追われる時期となります。推薦で合格すれば早期に資金が必要となる場合もあるため、早期に用意しておく方が賢明でしょう。

6.契約者は父親にすべき

世帯主、安定した収入がある父親を契約者にするのが一般的です。もちろん、家庭の状況によっては母親側が契約者に適している場合もあります。

学資保険においては、契約者が選べる部分も多くなっているため、この6つのポイントをおさえながら選択するようにしてみてください。何を目的とし、どれを選べばどのようなメリットが得られるのか、きちんと理解したうえで契約することがポイントとなります。

返戻率で決めるべし!【2017年度】学資保険のおすすめまとめ

学資保険のメリットとは?

学資保険への加入は個人の自由となっていますし、加入しないという選択をする家庭も多いのですが、最後に加入することによるメリットについて確認していきましょう。

・自動貯蓄ができる

貯金が苦手な方でも、自動貯蓄ができることは大きなメリットになるでしょう。月にいくら貯金すると決めていても、何の制限もなければつい貯金に手を出してしまうという方も少なくありません。解約できないものと考えて支払っていくことで、自然とお子様の学資金を残しておくことができます

・子供のためにできる唯一の保障

終身保険でも応用は可能といえますが、保険料の負担を考えても、子供のために唯一できる保障といえば学資保険が適しています。終身保険の方が支払い負担は少ないというのは少し前のことで、現在はシンプルなプランと返戻率をきちんと確認したうえで加入すれば、学資保険の方が負担は少なくなっているのです。

お子様のためにできることは他にも沢山あると思いますが、その一つに学資保険が当てはまるということは知っておくと良いですね。万が一のためにそなえておくことはもちろん、こどもが選ぶ未来に制限がかからないよう、今のうちから準備を始めておくことが賢明でしょう。