ビジネスマンにとって、海外への出張を命じられることは少なくないでしょう。国内出張とは違い、勝手の違う国外への出張では、持ち物の準備を徹底しておく必要があります。業務に必要な書類はもちろんですが、現地に着いてから「持ってくれば良かった…」と後悔しても遅いのです。
そこで今回は、海外出張へ持っていくべき持ち物や、忘れ物が軽減する準備のやり方についてご紹介していきたいと思います。
出張が決まったら~準備のやり方~
突然出張が決まる場合もありますが、数日前に辞令が下る場合が多いと思います。何事も、準備を入念に行っておけばミスや忘れものを防ぐことができます。特に海外出張では、忘れものを社の者に速達で送ってもらうこともできませんし、忘れものをすること自体避けたいものです。そこで必要になってくるのが、効率のよい準備のやり方を知っておくということです。
1.必要なものを床に広げる
スーツケース、ビジネスバッグ、衣類や必需品を一旦床に広げることから始めましょう。その時点で、頭の中で大体必要なものを思い浮かべることになります。
2.リスト作成を行う
床に広げた準備物をすぐにバッグに入れるのではなく、その状態でリスト作成を行います。海外出張が初めての場合、リストを先に作成し、完璧に用意したと思っても後で漏れに気づいて慌ててしまうことが多いのです。そのため、現在思い浮かぶ限りの必要なものが目の前にある状態でリストを作るようにしましょう。
リストの作り方
リストはExcelで作成しておきます。まずは、着替え、書類などの項目に分け、下着などの場合は何枚持っていくか枚数も記載しておきましょう。
はじめに取り掛かりたいのが、書類やパスポートなどの必需品です。出張先で取引先に渡す書類がないのでは話になりませんし、パスポートを忘れれば飛行機に搭乗することすらできません。また、長期の場合はビザなども必要になります。
作成していく中で、「そういえば!」と思い出すもの、ありませんか?リストを作成しておくことの利点は、文字にしてみて気づくことがあるということ、作成したものは次回にも使えるということでしょう。
3.ビジネスバッグから詰めていく
先にスーツケースから詰め始めると、これは手荷物に入れてておく方が良かったかも。と、後から気づくことがあります。せっかく綺麗に整頓して詰め込んだスーツケースの中から取り出すのは面倒なので、手荷物から詰めていきましょう。
持ってて良かった持ち物3選
海外出張に必要な持ち物といっても、数日の国内出張と大して変わらないものも多くあります。ホテルの予約証明用紙や航空券、パソコンや携帯の充電器などは、国内外問わず出張には必要となるでしょう。では、海外出張において「持ってて良かった」持ち物には、どのようなものがあるのかご紹介していきます。
1.電気シェーバー
国内のホテルでもまれにあることですが、アメニティグッズが充実していない場合があります。日本のビジネスホテルを利用していると、当たり前のようにあると思いがちですが、ビジネスマンが注意しておきたいのがカミソリです。
無精ひげを生やした状態で取引先相手と接することは、清潔感に欠け、印象を悪くしてしまう恐れがあります。しかし、海外のホテルでは、意外とカミソリなどのグッズが用意されていないことも多く、現地で購入するとなると手間に感じますね。また、機内への持ち込みは刀体の長さ4センチ以下という制限もあるため、電気シェーバーが便利でしょう。
2.スリッパ
海外では、室内でも靴のまま過ごすことが当たり前になっているところも多く、ホテルの室内用スリッパが用意されていないこともあります。日本人からすると、室内では靴を脱いで寛ぎたいと思うもの。そんなときに持っておくと便利なのがスリッパです。使い捨てのものでもよいですし、折り畳みができるコンパクトなものでもよいでしょう。
また、スリッパは機内でも活躍してくれます。機内で革靴を履いたままだと足が窮屈になり、しんどく感じてしまうことも多いでしょう。脱ぎ履きが便利で足を締め付けないスリッパは、機内でも重宝します。
3.コンセントのプラグ、アダプタ
国内のビジネスホテルにおいてもそうですが、使用できるコンセントの数が限られていることが多いです。ビジネスマンなら電源タップなどは持っている方も多いと思いますが、海外では使用できないものもあるのです。
そのため、トラベル用品を取り扱っている家電量販店などで、いかなる形状のコンセントでも使用可能なプラグ、アダプタを用意しておくと便利です。現地で充電に時間がかかる、電源タップが使えないなんてストレスは感じたくありませんね。
出張先での業務をはかどらせるために必要なこと
海外だけでなく国内への出張においてもそうですが、いかにホテルでの休息タイム・睡眠タイムを良いものにするかというのは、出張先での作業効率にも関わってくるといえます。
海外では、国内と違って臭いが気になる場合もありますし、気候や湿度なども異なります。あらかじめ現地の気候を調べておくことはもちろんですが、乾燥などが気になる場合にはペットボトルを活用したり、濡れたタオルを枕元に置くなど、簡易的な乾燥対策を知っておくことも大切です。
良質な睡眠は、業務効率の向上につながります。ホテルに帰ってきてからはゆっくり休むことができるよう、好みの空間作りを意識しましょう。