初めての出張、飛行機での移動時間…できれば快適にリラックスして過ごしたいものです。しかし、出張で利用するからといえ、経費削減のためにはビジネスではなくエコノミークラスを選択する会社が多いのは事実です。
そこで今回は、機内で快適に過ごすための3つのポイントをご紹介いたします。移動時間を快適なものにできるかどうかは工夫次第です。ぜひ役立ててみて下さい。
ポイント1.席選び
座席を指定して予約できる場合、席選びも快適ポイントのひとつになります。まずは前方の席、後方の席のメリットとデメリットから見ていきましょう。
前方席のメリットとデメリット
メリット
・乗り降りが楽
・揺れを感じにくい
デメリット
・料金が割高になる場合がある
後方席のメリットとデメリット
メリット
・後ろに人がいないことが多く席を倒しやすい
・トイレに行きやすい
デメリット
・揺れを感じやすい
・降りる時に時間がかかる
前方席の場合、乗り降りは楽になりますが、機内の席はグレード順に設置されているので、料金が割高になる場合があります。それに比べ、後方席、特に一番後ろの席を選べば席を思う存分フラットにすることができ、料金にも変わりはありません。ただ、揺れは感じやすくなるので、機内での揺れが苦手な方は前方席を選ぶと良いでしょう。
窮屈な機内で料金も変わらず快適に過ごすためには後方席がおすすめですが、急ぎの場合は前方席を選ぶなど、都合に合わせて選ぶことがポイントです。
窓際or通路側、どっちを選ぶべき?
席選びにおいて迷ってしまうのが、窓際と通路側どちらを選ぶかということです。どちらもメリットはありますが、移動時間の長さによって決めると良いでしょう。
移動時間が長い場合
移動時間が長い場合は、窓際の席を選ぶことをおすすめします。搭乗時間が長いと、眠りにつくこともあると思います。その際、窓際なら隣席の方がトイレに立つ度に起こされることもありませんし、窓側にもたれることができるため席を広く使うことが出来ます。
移動時間が短い場合
機内で過ごす時間が短い場合には、通路側を選ぶと良いです。降りる際も隣の人を待たずに降りることが出来ますし、席を立つのに気を遣うこともありません。また、荷物を出し入れする際も便利なのが通路側になります。
飛行機に乗っている時間をどう過ごしたいのか、移動時間でも変わってくるかと思うので、席選びのポイントにしてみてください。
ポイント2.機内での服装や履き物
ポイント2つ目は、機内での服装と履き物についてです。機内は基本的に暑いと感じることは少なく、どちらかといえば寒いと感じることの方が多いです。そのため、上着を1枚必ず持っておくようにしましょう。
また、服装は窮屈に感じないもの、履き物はスリッパやサンダルを一つ用意しておくととても快適に過ごすことが出来ます。
ズボンは薄手のスウェットに履き替える
機内でスーツのまま過ごすのはとても窮屈です。会社から空港へ直行する際は、空港内のトイレなどでズボンだけでも履き替えておくと良いでしょう。
ポイントは、薄手のものを選ぶということです。機内ではひざ掛けが配布されますし、厚手のものだと荷物がかさばってしまいます。
スーツケースの中にスリッパを用意しておく
仕事用の革靴を移動時間中ずっと履き続けるより、足を圧迫しないスリッパに履き替えておくことでリラックス効果が高まります。
荷物を預ける前に履き替え、革靴をスーツケースにしまえば荷物が増えることもありません。
ポイント3.持っておくと便利な必需品
最後に、快適グッズや必需品についてご紹介していきましょう。
必需品は乾燥対策グッズ
実は機内での乾燥が気になるという方は意外に多く、マスクや乾燥対策グッズを持ってくれば良かった…と後悔する方も多いのです。
そのため、
・マスク
・リップクリーム
・保湿クリーム
・目薬
といった、乾燥を防ぐことのできるグッズは必需品といえます。特にマスクは喉の乾燥を防いでくれるだけでなく、感染症の予防にもつながります。
また、歯磨きセットも忘れずに準備しておきたい必需品です。機内で食事をとる場合、眠る前に歯磨きをしておかないと口の中がスッキリせず、寝つきが悪くなってしまう恐れもあります。
持っておくと安心な快適グッズ
機内で重宝する快適グッズについては、以下のものがおすすめです。
・ネックピロー
・イヤホン、または機内用耳栓
・アイマスク
・フットレスト
ネックピローは定番といえますが、たくさんの種類が販売されています。安価なものでも十分リラックス効果は得られますが、抱き枕のように使えるサイドが長めのタイプなどもあります。機内での睡眠時間をより良いものにするためには、自分に一番合ったものを選ぶことがポイントです。
また、足のむくみを防ぎ、疲れやすい機内でも快適な空間を作り出してくれるのがフットレストというアイテムです。席を倒しにくい状況であっても、このアイテムがあれば窮屈さをかなり緩和してくれます。席に設置されたテーブルの支柱にかけるだけで使用できますし、エコノミー症候群の予防にもなるため活用しておきたいグッズといえるでしょう。
狭い機内でも、工夫次第で簡単にリラックス空間に変えることが可能になります。出張は移動時間をいかに快適に過ごすかがポイントとなるため、ぜひ取り入れてみて下さい。