事業を営むにあたり、電気代などの経費を抑えることは利益につながります。大企業、中小企業に関係なく、経費の節約はとても大切なことだといえるでしょう。しかし、従業員が快適に仕事をするためには、エアコンなどの空調設備はつねにフル稼働させなければなりません。
そこで今回は、オフィスの節約術をテーマに、エアコンだけでなく、照明などの経費を抑える方法についてご紹介していきたいと思います。
オフィスの電気代というと?
オフィスの電気代と聞いて、思いつくものはどのようなものでしょう。
・エアコン
・照明
・給湯設備
・エレベーター
・換気扇
・コンセント利用
エアコンだけでなく、これだけの電気利用料を毎日支払わなければならないのです。こういった電気代を節約するかしないかでは、利益にかなりの差が生じることになります。
エアコン節約方法
それではさっそく、電気利用料の高いエアコンの節約方法についてご紹介していきたいと思います。
1.設定温度の徹底
まずは、設定温度の徹底です。これは、社員全体が心掛ける必要があります。冬の暖房なら20度前後を目指し、夏の冷房なら28度前後を目指すようにして下さい。ただ、地域によっては猛暑が続くところもあるため、従業員の負担にならないよう工夫することも大切です。
ひざ掛けなどの使用は自由にする
女性は特にですが、冷え性が辛く、暖房の温度20度では耐えられない!という方も多いと思います。体温は人それぞれなので、寒さや暑さを感じる温度も異なります。そこで活用したいのがひざ掛けなど、個人が用意できる暖房用品です。
ひざ掛けの他にも、レッグウォーマーやもこもこスリッパなど、現在たくさんの暖房用品が販売されています。これらを上手に活用することで、約10%の節電が期待できます。もちろん、お客様に接する業務内容であれば難しいところもあるため、ある程度のルールを設けることも大切ですね。
2.エアコンを清潔に保つ
節電とは関係ないように思えますが、エアコンの内部が汚れている状態とキレイな状態とでは、電気代に差が生じるのです。内部洗浄という機能がついているものもありますが、定期的な掃除を心掛けるようにしましょう。
照明の節約方法
次に、照明関係の節約方法についてみていきたいと思います。
1.電気のLED化
灯りの質は落とさず節電効果を得られる方法としては、電気をすべてLEDに変えることでしょう。LEDは電力消費が少ないため、この方法を取り入れるだけでもかなりの節電になります。しかし、オフィスの広さや照明の数によっては、LEDにするためにかかるコストがバカにならないなんてこともありえます。そんな時は、本当に必要な照明かどうか、一度見直してみることをおすすめします。
いらない照明は撤去しよう
LEDは決して安いものではありません。本当にここの照明は必要なのかどうか、オフィスを使用する従業員たちと相談しながら撤去を考えることも節電になるでしょう。
2.使うところだけつける
そして、やはり徹底しておきたいのが使わないところは消すという意識ですね。誰も使っていない部分の真上に設置されている照明が意味もなくずっとつけられている、なんてことはありませんか?これではせっかくの節電方法も無駄になってしまいますよね。
電気代の節約方法において最も大切なのは、事業主だけでなく、社員全体が意識をもつということです。全体の意識が足りなければ、一人が努力しても結果は中々ついてきません。オフィスを利用する者全員が心掛け、意識をもって利用するだけでも、少しずつ変化が現れてくると思います。